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病気(その4)

ついに今日、先週行った胸部レントゲン、胃カメラ検査の結果が出る。

おそるおそる耳鼻咽喉科に行き、名前が呼ばれて中に入る。
まるで判決を待つ被告人のような心境。「胃潰瘍」という言葉を
聞きたくない・・・。少し憂鬱な気分だ。

結果は、「軽い胃炎」。

ほっとした。もちろん胃炎も病気なのだが、そんなに重いわけで
もなさそうだし、なにしろ原因が突き止められたという安堵感で
いっぱいだ。ま、そうでなくとも、前回食道炎と診断されて
その時にもらった薬を飲み続けていたら、殆ど痛みもなくなって
いたので、気分的には落ちついてはいたのだが。

韓国の薬は、どうやら「効用」に重点が置かれていて、「安全」を
重視する日本の薬とは効き目が違うようだ。飲むとすぐ痛みが
止まったりする。私の場合、韓国の薬で副作用があったことが
ないから問題ないが、薬ですぐにじんましんが出るなどの
症状がある人は、注意が必要かもしれない。

そんなわけで、次回28日の診察は、ふりだしに戻って、内科胃腸科
で受けなければならない。そこで胃炎の薬もらえば、オッケー。

いやはや忙しい時期につまらん病気にかかったよ・・・。

ソウル空港

初めてソウル空港に行った。

「ソウル空港に初めて行っただって?そんなばかな、おれなんか
もう何度も使ったことあるよ」という方、勘違いしてはいけません。
金浦や仁川国際空港のような「ソウル(或いはソウル近郊)の」
空港ではなく、「ソウル」空港という空港のことです。

ソウル空港は、1970年から大統領専用機や軍用航空機の離着陸
場として使用された軍用の飛行場で、ソウル南西の「城南市壽井区
深谷洞にある。面積は120万坪ほど。ここのところ空港を移転して、
跡地を再開発しようという議論が起こった話題の空港だ。

さすがに空軍基地でもある空港であるため、警備は物々しくて超厳重。
かなりの緊張感。空港の施設も一般的な空港とは全く違うので、
違和感というか、滑走路以外は空港らしさがあまりない。今回は仕事で
入りましたが、通常一般人は立ち入ることができない空港なので、
非常に貴重な体験でした。もちろん軍用施設のため、写真撮影が禁じ
られており、ブログに載せる写真はなし。地図で我慢。

seoul_airport.jpg

漢江遊覧船

以前韓国に留学していた友人が久しぶりに韓国に遊びに
来てくれた。食事をし、酒を酌み交わして楽しい時間を過ごし
たが、それだけではと、観光もしようとするが、なにせ、元々
留学していたことのある二人、今更観光する場所なぞ・・・。

「夜景が見たい」
と一人が提案した。夜景・・・ソウルタワー、63ビル、鐘路タワー
あたりが有名だろうが、みんなどこも行ったことあるところばかり。
どうせなら行ったことないところがいい。としばし思案したところ
みんなから出た意見が、
「漢江遊覧船で夜景を見る」

それにしようとみんなの意見が一致し、いざ汝矣島(ヨイド)へ。
実は、私は最初あまり乗り気でなかった。昔、8年ほど前に、
昼間遊覧船に乗ったことがあるが、なかなか楽しいものの
それほどでは・・・という記憶があったからだ。

船着場は地下鉄5号線汝矣(ヨイ)ナル駅から少し進んだところにある。
7時半くらいだったが、あたりはまだ明るくて、とても夜景を楽しむ
雰囲気ではない。しかも、船は1時間に1周ほどのタイムテーブルで
動いているので、次の船まで1時間ほど待たなければならなかった。
しかも、予想以上に高い。通常の便は9,000ウォンなのだが、我々の
乗る予定の20:40発の便は生演奏ライブ付きという、まったく望んで
いないオプションのせいで、13,000ウォンもし、かつ周回時間が
1時間半もあって飽きそうだ。ここにきて、みんなも「どうしようか」と
いう雰囲気になった。でも結局、これも経験と乗ることを決めた。

出発時間が近づき、船がやってきた。その頃には辺りもすっかり
暗くなって、まさに夜景の見ごろという感じだった。乗船して、最初
2階デッキに上がり夜景を見た。なかなか雄大で爽快な気分。

船が走り出す。意外にスピードが速くて気持ちが良い。1階だと屋根
もなくてさらに良い気分。次々に漢江にかけられている大橋が目前に
迫っては、その下を通過し、また少しずつ遠ざかっていく。実は、各大橋
には、それぞれ別々のライトアップがなされていて、それには美大の
教授が関与していると新聞で読んだことがある。そのためか、
とにかく綺麗で幻想的。

1.jpg

さすがにこの光景にはみんなうっとりしている。これ本当にソウルか?
というくらい感動した。今まで見た各国の夜景の中でもニューヨーク
エンパイヤステートビルからの夜景や、パリのエッフェル塔からの
夜景に負けずとも劣らない。ぶーぶー言って乗るのを迷ってたのを
忘れるほど、本当にすばらしいものだった。

こりゃあ、恋人と来ないと。
今度彼女が韓国来たらまた乗ってみよう。

病気(その3)

今朝10時。胃カメラ検査を行う時間がやってきた。

私の胃カメラ体験は、この若さでもう3度目なので(笑)、恐怖感
は強まるものの、手順はもう把握しており、手馴れたものだ。

まず、施術の12時間前から水を含め一切モノを口にすることが
できない。これが一番つらいかもしれない。昨晩などのどが
渇いてしかたなかったが、水を飲めず、苦しかった。

施術直前には、医の蠕動(ぜんどう)を止める注射を打つ。今まで
は腕に注射していたのだが、なんとこの日はお尻に注射された。

その次に口の中を麻痺させるためのゼリー状の薬を口に含み、
しばらくしてから飲み込む。えずかないようにするためだ。

注射とゼリーをして、薬の効果が現れるまで5分くらい待って・・・
と思ったら、1分くらいしか経ってないのに、速攻で、
「じゃあ、胃カメラ室に入ってください」

不安・・・。なんか、口の感覚もまだそんなに麻痺してない気がする。

そしてまたびっくり。患者が待機してるその前でカーテン1つ挟んで
胃カメラ検査を行うのだ・・・。実は、韓国の病院は、プライバシー保護
の感覚が日本と大きく異なり、他の人が診察を受けている診察室の中
の椅子に待たされたりする。私が胃カメラで苦しんでいる様子が他の
人に丸見え、丸聞こえというわけだ。

「大丈夫、ゆっくり入れるから」
「ほら入ってるよ」
「ゆっくり、そう・・・」
「いいよ、えずいちゃだめだよ」
「もうすぐだ」
「ほらもう出してるとこだよ」
「はい、終わったよ」


って低質なポルノか?
っていうぐらいの声が耳元でささやかれていることだけはわかる。
もちろんその間も、喉を通過する太い異物の侵入に涙を流しながら
耐え、それが胃壁をつつく感覚を必死で打ち消そうとしている。

普通、終わると、しばしの間ベッドで横になって休める。体に残る
違和感に苦しみ、まるで陵辱された後の女性のようにただ泣き
じゃくるのが普通だ。しかし、この病院は、なにせ、次から次へと
患者を交代し、検査を行うので、おちおち休んでもいられない。
我々は検査工場に運ばれた車のごとく扱われ、検査が終了すれば、
涙をいっぱい溜めていようが、疲労困憊していようが、すぐにその場
を退去しなければならない。

ここまで読むと、「ポラメ病院って全くだめじゃないか」と思われるかも
知れない。しかし実は、私の胃カメラ歴からして、もっともスピーディに
最も楽に検査が行えたのがこのポラメ病院だった。プライバシーの
観点は、すでに何度か韓国の病院に通院した経験から特に期待も
していないので、施術がうまいというのは私にとって非常に大きな
魅力である。胃カメラ検査を受けなければならない在韓日本人の方、
悪くないですよ、ポラメ病院。身を挺して確認したので間違いなし。

病気(その2)

6月10日の記事「病気」で口内炎と扁桃腺が腫れて困ると
書いたが、案の定、もらったうがい薬はまったく効果がなく、
いよいよ本格的に
やばくなってきた。


口内炎は相変わらずで、その上、喉がつまるような感じがする。
しかし、最も心配なのは、胃である。胃にガスが溜まるような感じがし、
常にごろごろしている。鈍痛もする。嫌な予感が脳裏をよぎる。

実は、私は胃があまり強くない。過去に、
胃潰瘍を2度経験した。

「まさか胃潰瘍では・・・」
胃潰瘍の痛みと言ったら、そりゃあもう七転八倒である。転げ回り
たくなるほど痛い。今回のはそういう感じではないものの、その前兆
だったらどうしようか・・・夜も眠れないとはまさにこのこと。

それに、韓国で口腔、胃腸関係の病気になると、食べるものが
かなり制限されてしまう。辛いもの、熱いものが苦しいので、
それを避けようとすると・・・料理のバリエーションがなくなる・・・。

このままではまずいと、今日病院に行ってきた。現在住んでいる
大学の寮からバスで30分ほどのところにある、市立ポラメ病院
ソウル大医学部が運営している総合病院で、新林駅が最寄り。
これまで韓国に赴任してから「深夜の急激な腹痛と下痢」、
「尿道炎による排尿時の痛み」、「ひどい手荒れ」の3度通院した
ことがあるので、ある程度勝手がわかっている。やはり海外では
慣れている病院をつくり、何かあったら、そこに行くに限る。

1.jpg

最初に消化器科に行き、先生に病状を説明すると、先生は口の
中を見ることもなく、「症状からすると、食道炎である可能性が
高い」とずばりと言った。そのためにまず、耳鼻咽喉科で診察を
受けろとのこと。薬は食道炎のものをもらった。耳鼻咽喉科に
行くと、口の中を見て、「これ、痛いっていうより、なにかひっか
かってるって感じでしょ」と言われ、「まさにそんな感じです」と
答えた。どうやら、薬は先程の胃腸科で出したものでいいらしい。

やはり病院に行くと安心するなあ・・・と安堵している私に、
明日胃カメラ検査しよう
と、悪魔のようなひとことが・・・。

胃カメラ・・・経験したことない人にはこのつらさはわかるまい・・・。
本当につらいのだ。男も泣いちゃうくらいに。私はもう2回飲んでいる。
一度は日本で、もう一度は韓国で・・・。で、その2回目があまりにも
強引につめ入れたので、つらさが半端なかった。韓国で胃カメラ・・・
嫌な記憶が蘇って、陰鬱になる。

明日が怖い・・・。
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